NO.67「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」に行ってきました。

前回話しに出た、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像」展に行ってきました。 休日で天気も良かったので、大変な人ごみでした。
お目当ての{受胎告知}の前では見学者が動かず警備員の方々が誘導するのに追われていました。 特に右横に人が多くぜんぜん進みません。(後で判明したのですが、この絵は右横から見るように描かれている為正しい見方がこの方法だそうです。参考にどうぞ)
私は比較的空いている正面から全体をじっくり見学してきました。
以前ウフィツィ美術館へ行った時は、これほどじっくりこの絵を見た記憶はありませんでしたが、日本でこれだけ騒げば同じ絵でも印象が変わる物なのですね。(しかし本場で見るのが一番ですね)
見学して感じたのですが、500年以上前に現代に製品化されている物の基礎的考えをすでに行なっていた人がいる事に、改めて考えを持ちました。(デジタル化された{受胎告知}もしっかり見学しました。良く出来ていますが本物には当然かないません。)
ある目的の為に好奇心を持って探求し“モノつくり”に取り込む姿勢は、当然現代にも通じます。
ダ・ビンチは、67歳で亡くなりましたが中身の濃い人生だったと思います。死後500年近く経っても後世の人達にこれだけ感銘を与える人生、すごい事だと思い深く心に“キスルモノ”がありました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ展(6月17日まで)に行かれる方にお勧めは、同じ敷地内にある法隆寺宝物館内のレストランで軽く食事をされるのがおしゃれです。特にこの日は、レストランのガーデンで桜が舞い散るさまを見ながら飲むビールが最高でした。