NO.69 ワシントンDCに行ってきました。その一

連休に北海道に行く予定が急にワシントンDCに変更になりました。
以前から北海道3エリア目の旅行を予定していたのでしたが、留学中の長女の様子見の為の急な変更です。
この機会を逃すとおそらく、DCに行く事はないと思い、思い切って行って楽しむ事にしました。
ワシントンDCと言えば、美術好きにはスミソニアン協会の美術館博物館群とナショナルギャラリー、フィリップス・コレクション等行きたい所が目白押しの場所です。
この際行ける所は、全部回ってみると意を決しいざDCへ。
着いた翌日から歩くは歩くはの日々でした。(連日これほど歩いたのは久しぶりです。)ジム通いのおかげで足でなく目が疲れました。
何せ何処も広い、特にナショナルギヤラリーは昨年の大英博物館、一昨年のメトロポリタン美術館に匹敵するような規模でした。
特筆すべきは、西半球では唯一のレオナルド・ダ・ヴィンチの作品“ジネブラ・デ・ベンチの肖像”が展示されている事でしょう。
本場で見る一番の感激は、10センチの距離でダ・ヴィンチの筆使いをマジマジと鑑賞できる事です、もしこれが日本だとしたら長蛇の列でそれもせいぜい1メーターの距離で数分の見学だと思います。
その他印象に残った作品は、フェルメールの作品3点と印象派の作品群、特にモネ、マネ、ルノアールの有名作品など今でも目に焼きついています。(思う存分作品と一緒に写真も撮ってきました。)
ギャラリーは、2館に別れておりラファエル~印象派等の西館とI・M・ペイの設計による現代美術の東館とで成り立っております。
スミソニアンは、18の美術館群から構成されておりとても全部は到底見きれず、航空宇宙博物館と自然史博物館、東洋美術で有名なフリーアギヤラリーの3館に行きました。(これだけでも大変です。)
住宅街にあるフィリップス・コレクションは、ルノアールの“舟遊びの昼食”で有名な美術館ですが、幸いこの目玉の作品は貸し出し中でなくしっかり鑑賞できました。(良く貸し出し中です。)
海外の美術館や博物館に行くと感じる事があります。どの美術館も無料でインフォメイションもしっかりしており、これらは企業や個人の寄付等で成り立っています。それに比べ何と日本の美術館の料金の高い事、残念ながら日本とのメセナ活動の違いを大いに感じずにはいられません。
文化的には、日本はまだまだ後進国と言えそうです。