10月に入り各地から紅葉の便りが伝えられています。
少し遅れたのですが、慣例の紅葉カヤックに行ってきました。
場所は、お決まりの水上にある奥利根湖です。
9月にも行って来たのですが、さすがにまだ紅葉には早かったので今回は期待をしたのですが、少しピークを越していました。
奥利根湖は、矢木沢ダム建設により出来た人造湖ですが、車がダムより先の湖周辺に入れない為、かえって自然が残っている湖です。
釣りかきのこ取り以外何もない静かな湖です。
行きは向かい風でなかなか進まず、もう少しで船長の判断で引き返すところでした。
何とかお決まりの場所に上陸し、イスとテーブルを組み立て昼食しながら紅葉風景のひとり占めを満喫いたしました。
このイスとテーブルが有ると無いとでは、まるで気分が違うのです。
気分良く早めに戻り、水上の温泉に浸かり疲れを取り、帰りがけに天一美術館で岸田劉生の“正面麗子”に再会して来ました。
天一美術館は、「銀座天一」の創業者だった、矢吹勇雄のコレクションを展示する為に建築家の吉村順三氏が設計した美術館です。
ここに来るとなぜか落ち着くのです。こじんまりとした大変贅沢な建物です。ちなみに吉村順三氏の遺作でもあります。
紅葉を堪能し美味しいそばを食べ、お土産にりんごを買って、今年の紅葉カヤックは、無事終了いたしました。
それにしても年々体力が低下するのを紅葉カヤックを通じて思い知る今日この頃です。