現在上野の東京国立博物館平成館で開催されている「国宝 阿修羅展」を見学して来ました。
ちょうどサクラの満開と重なり上野公園は“人人人”で大賑わいでした。
「阿修羅展」は、奈良興福寺の創建1300年記念し、同寺の中金堂再建事業にあわせて、名宝が一挙に出展される奇跡の展覧会だそうです。
会場では、奈良興福寺でお会いしてから二十数年ぶりの再会となった「阿修羅像」をはじめ国宝・八部衆像、十大弟子像、再建される中金堂に安置される薬王・薬上菩薩立像など約70件が展示されておりました。
現存する全14体が史上初めて東京に勢揃いするとあって会場の熱気は、お年寄りには少々厳しかったのではないかと思いました。やはり注目は「阿修羅像」です。会場でも一体のみが一部屋の中心に展示され見学者は、ぐるーと一回り出来るようになっており、好きな角度から眺められます。左右のお顔も各々主張され大変趣があるお顔です。正面のお顔は、見る角度で表情が変わり何ともいえません。1300年の遥か昔にこのような仏像が製作された事や作者の思いが伝わり、日本の美しい文化と心がたまりませんでした。
博物館の本館裏の庭園がサクラの開花に合わせ開放されていて庭園を散策しながら満開のサクラを堪能できました。
博物館を一歩出ればそこは上野公園です、満開のサクラの下で飲めや歌えの大騒ぎ、これも平和日本の一風景でしょうか。
帰りは、お馴染み“井泉”でとんかつとビールで満足の一日でした。