今年は「紅葉のカヤック」が実現出来なかったので、どこか今までに行った事のない所へ行く事にしました。
以前から気になっていた場所、芸術の香る街・笠間の『笠間日動美術館』とその分館である『春風萬里荘』です。
笠間市は、古くから稲荷と焼き物の町として広く知られてきました。
日動美術館は、印象派の画家の作品から現代美術まで幅広いコレクションがあり、中でも350点に及ぶ画家のパレットコレクションはここでしか見る事が出来ません。
個人的には、高橋由一の「鮭図」が印象に残りました。
また市内の丘陵地帯にある「芸術の村」は、昭和40年に北大路魯山人が住居としていた茅葺き民家を北鎌倉より移築し、『春風萬里荘』と名付け、開設された場所です。
春風萬里荘の前には広大な庭園があり、魯山人が自ら設計した茶室『夢境庵』、京都・龍安寺を模して作られた枯山水による石庭、睡蓮の池にかかる太鼓橋などもあり、久しぶりにゆったりとした気分になりました。また笠間芸術の森公園内にある『茨城県陶芸美術館』では{ガラスの植物学者“エミール・ガレ”展}が開催されておりガラスの作品群を堪能いたしました。
今まで行った事のない街を訪ねるのも悪くありません。新たな出会いを求めて近郊の美術館めぐりをこれからも続けたいと思います。
それにつけても、まだまだ訪ねる街は多そうです。健康でいなくては・・・