NO.176 中小企業ヒアリング調査について。

今回は、少し真面目に政府自治体の中小企業対策に関して、実経験を元に個人的感想を少し書いて見たいと思います。
創業以来経験した事がなかった事ですが、経済産業省や特許庁・東京都の方々とお会いする機会が昨年より今年にかけてありました。
2009年度に頂いた、「2009年元気なモノ作り中小企業300社」のリストから弊社をピックアップされ来社されました。
弊社に対してのこのヒアリング調査は、主に次年度の中小零細企業に対しての対策及び予算・新制度作成等の参考に現状の中小企業各業界の動向や新技術・特許出願状況その他を知りたいとの趣旨でした。
調査に来社された方々は、各役所でも一番忙しい立場の方々でしたが熱心に私の個人的見解や感想を長時間聴いていただきました。
各役所の方々が中小零細企業の現状を把握する事は、当然ながら役所の中にいては困難と思います。
このような機会が頻繁に行われ少しでも中小零細企業の現状を知り、存続・後継者問題の解決等の一端になればと思い、目一杯日頃の思いをぶっけさせて頂きました。
中小零細企業は、大企業を長年縁の下で支え続けてきております。しかしこの大事な縁の下の力持ちである中小零細企業は、受注額の減少・単価の引き下げが続き、加えて職人さんの高齢化・後継者不足・資金のやりくり等の問題を抱えてきました。
国がこの問題の根本の環境整備を怠ってきたつけが、ここ数年の中小零細企業の活力をそぎ廃業に追い込んでいると思います。
長期間不景気が続き、中小零細企業が長年培ってきた技術の伝承が行われ難い現状では、数年後必ず中国などから日本の技術が元になった製品が輸入され一層中小零細企業の再生を困難にする事と思われます。
所轄官庁の方々!すでに遅いかもしれませんがまだ間に合います、中小零細企業がこの日本で生き残れる対策を早急に立案し実行に移してください。 頼みますよ!
今回はいつもと違い、真面目に語らせていただきました。
たまには、こんな事も語れるのですよ。