花粉が飛び交う季節ですが、皆様は如何にお過ごしですか。
ところで、「ソーラー・デカスロン・ヨーロッパ2012」と言われても、まだ日本では聞きなれない名前ですが、この名前を聞いて、ピント来る方は居られますか。
私は、最初は何の事なのか意味不明でした。
内容は、太陽光の力のみで快適な次世代住宅の建築設計を行う世界規模の学生建築コンペティションの事でした。
千葉大学が今年の9月にスペイン・マドリードで開催されるこのコンペに日本の大学チームとして初参加するそうです。
二人家族の生活に必要なエネルギーの全てを太陽光でまかなう住宅を展示し省エネ性のほか、デザイン・市場性・コミュニケーシヨンなど10項目を国際審査団により審査、グランプリを決める世界大学対抗の国際大会です。
産学が連帯し、学生が主体となって企画、設計、建築までを行います。
過去5回の大会で日本からの出場はこれまでに一度もなく、今回千葉大学が初参加となります。
マドリード大会には世界15カ国から20チーム、27大学が参加するようです。
今回、千葉大学がこのコンペで披露するのは、エネルギーと食の地産地消を考えた「おもてなしハウス」という住宅だそうです。
大学側の協力要請に積水ハウス㈱が自社のプレハブ住宅をベースにして、㈱カネカの瓦屋根と一体となったソーラーパネルを載せる事で、市場性と省エネ性を兼ね備えた千葉大学が考える次世代ソーラー住宅となったようです。
多くの協賛企業・団体に国土交通省・千葉市・柏市・日本建築学会の後援に三井不動産㈱がスマートハウスPR,おもてなしハウス展開支援を行うそうです。
外溝協力企業として弊社も壁面緑化のワイヤーシステム〈アルティマ緑化レール〉を提供いたしました。
このプレハブ住宅は、千葉大学の西千葉キャンパス正門広場前に4月中ごろまで展示された後、解体され9月にマドリードの会場に運ばれ組み立てられます。
弊社もこのプロジェクトに参加できたことで、学生さん達とも交流でき色々学ぶ事も有りました。 今後が楽しみです。
9月の大会での千葉大学の検討をお祈りいたします。