秋も深まりあちらこちらで紅葉風景が紹介されています。
そんな折、酒が弱いのにウイスキー好きの私に、またとないニュースが届きました。
2011年11月6日に閉鎖された「メルシャン軽井沢蒸留所」が一日のみ時間限定で最後の一般公開をするとの知らせを懇意にしていた酒屋さんから有りました。
「ウイスキー軽井沢」は、仕込み水の硬度が良くてウイスキーには最高な水を使用していました。
ちなみに現在このウイスキーは、オークションでは大変な高値で取引されています。
(閉鎖蒸留所のウイスキーは、みな高値ですが。)
紅葉目当てでなく、ただ最後の軽井沢蒸留所をこの目で見たくて軽井沢まで駆けつけました。
写真等で閉鎖後の蒸留所の惨状は知っていました。
キリンビールが買収後、特に活用されることなく樽詰めされたウイスキーも設備も転売したようで、ウイスキー愛好家にとっては大変残念な事態でした。
個人的には、敷地内にあった美術館に開館時に弊社のハンガーを納入したこともありダブルに残念でした。
記念に蒸留設備のポットスチル・マッシュタン・ウオッシュバック等を背景に以前訪問した際に購入し、今となっては貴重な蒸留所特製のポケットボトルを手に記念写真を撮りまくりました。
これらの製造設備も近々に取り外され改修後の敷地は、御代田町役場が移転する計画のようです。
思い出の「メルシャン軽井沢蒸留所」をしっかり目に焼き付けてきました。
帰りに以前訪問して印象に残っていた「軽井沢千住博美術館」に立ち寄ってきました。
丁度~ドーハ・アートプロジェクト~の黄金の水展が公開されていました。
案内書によれば、この展示会は、千住 博さんの代表作である「ウオーターフォール」をはじめ展示作品は、作家自らが選んだもので、作品の配置も作家の意志の元、美術館の空間と調和した展示だそうです。
中々見ごたえのある展示会でした。
それにしてもこの美術館には大変気持ち良い空間が有ります。
建築家の西沢立衛さんに空間のコンセプトとして「地下宮殿」を提案した千住 博さんのイメージ通りの美術館です。
もし軽井沢に行かれることが有れば、ぜひお立ち寄りください。
施設内には、美味しいパン屋さんも有りますよ。