No.319 映画「シン・ゴジラ」について。

すっかり秋めいてきた東京ですが、皆様はどのようにお過ごしですか。

私も毎日の通勤散歩で観音様の境内にも秋を感じております。

 

ところで巷で今、話題になっている邦画の「シン・ゴジラ」をご覧になった方も多いと思います、なにせ9月末時点で500万人を超える観客動員を記録したそうですから。

 

この映画は、「想定外」の危機に政治家や官僚達が立ち向かうプロ受けする映画で一種の政治ドラマです。

「ゴジラ」によって日本に降りかかる災害と社会の動きを描き出した映画です。

福島第一原発事故から5年半たった今、暴れる「ゴジラ」の姿に当時の記憶がよみがえります。

「東日本大震災」を彷彿とする大変リアリティある場面も展開されております。

 

原発事故をモチーフにして、危機管理意識の不足・政府官邸の役割に関する認識不足・官僚機構の縦割り意識による弊害など事前調査を十分された社会派の映画でした。

自然災害やサリン事件などが起きた時、政府や米国・国際社会はどのように動くかなどなど、災害や事件が多い今だからこそ他人事でなく自分たちの事として考えさせられる映画でした。

リピーターが多いそうですが、わたくしも一度目は単に「ゴジラ」映画として娯楽を期待したのですが、見終わってみるといろいろ考えさせられる社会派映画だったことに気が付きました。

 

上映の延長も決まったようなのでもう一度違う観点から鑑賞に行こうと思います。

興味がある方は是非お出かけください。