2017年も残すとこあとわずかになりました。
今月になって前売り券を二枚残していることが気になっていました。
両展覧会ともかなり混雑していることが両方のHPで確認していて入館終了ぎりぎりが並ばずに入れそうでしたが、その分鑑賞時間が少なくなるので行く日にちのタイミングを見計らっていたのですが、だんだん終了日が近づいてきました。
展覧会も終了日が近づくと余計に混雑するので、“えいや”で行って来ました。
前置きがながくなりましたが、一つが「怖い絵展」でもう一つが「安藤忠雄展」です。
「怖い絵展」の表題は、その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる。
想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。と今回の展覧会の特別監修をされたドイツ文学者の中野京子氏が著書「怖い絵で人間を読む」で記してます。
作家でもある中野さんの“怖い絵”シリーズは何冊も以前より拝読しており、この展覧会の開催をず~と前より楽しみにしていた私としてはそこそこ並んでも行きたいと思っておりましたが、最長3時間待ちではちょっとなりました。
が意を決して30分待ちで手を打った次第です。
約80点の絵画がテーマごとに展示されておりましたが、やはりハイライトは、ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」でした。
宗教対立と権力闘争とでイングランド最初の女王の彼女が在位わずか9日間、まだ16歳4ヶ月の若さで処刑されたことに基づく絵画です。
会場は大変混雑しておりじっくりとは鑑賞出来なかったのですが、次回はロンドン・ナショナル・ギャラリーでゆっくりと再会したいものです。
一方の「安藤忠雄展」は、国立新美術館開館10周年記念展であり、安藤氏が会場に来館し講演する日に合わせて行ってきました。
安藤氏を囲み聴衆全員が床に座って30分ほどテーマである“挑戦”を拝聴してきました。
建築の事より施主との裏話が大変楽しいトークショー?でした。
建築を独学で学び活躍の舞台を世界に広げ環境再生や震災復興といった社会活動にも取り組んでいることなど色々と参考になる話でした。
それにしても話術が長けており施主に対してのプレゼンは、すご~く上手に違いないと思わせる話し方でした。
あんなに人の心を掴む話術できたら面白いだろーな~と何度も思い出来ることならそのプレゼンに立ち会いたい思いでした。
今年も色々な美術展に行きましたが、印象に残る展覧会でした。
ところで今年もあとわずかになりました。
皆様はこの一年、いかがでしたか。
私は、年の瀬を迎えこの一年を振り返ると反省すべきことも多々あり来年に向かって気持ちを新たにしております。
私のこのつたないブログをお読みいただき恥じることも多くお恥ずかしい次第です。
来年も皆様にとって良い日々が続くでありますように。
又これからも笑って日々過ごせますように・・・。
皆様に感謝申し上げます。