花粉全盛の季節ですが桜の季節も近づいてきました。
まだ朝の浅草観音様の境内での様子では、つぼみですが。
先日「熱海・梅園」のニュースがTVから流れてきました。
そういえば14日までこの季節しか観ることができない尾形光琳筆の「紅白梅図屏風」(国宝)が熱海の「MOA美術館」で公開されているので、急いで行かねばとなり一路熱海へ。
東京から熱海までは、新幹線で約50分でたどり着けます。
JR東海が発売している新幹線の往復割引切符「新幹線お出かけきっぷ」は、5,450円で1,890円もお得と聞き早速購入。
熱海ぐらいなら新幹線を使用した方が車より早くて便利です。
昼過ぎに東京を出てあっという間に熱海着、駅前は混雑しておりましたが、昼食は少し離れた1952年創業のハンバーガーで有名な「ボンネット」へ、三島由紀夫や谷崎潤一郎・越路吹雪など文豪や文化人が足繁く通った喫茶店です。
小ぶりなオリジナルハンバーガーは、香り高いコーヒーにもよく合います。
ハンバーガーは小ぶりな為私は、追加でチキンバスケットを頼みました。
昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気で美味しい時間を過ごしました。
「ボンネット」から徒歩で“天然記念物・樹齢二千年超の神の御魂に降り願う木”「大楠」で有名な「来宮神社」へ参拝に行きました。
心静かに願い、祈りを捧げていよいよ今回の目的「MOA美術館」へ。
この美術館へは、何度も来ておりますが、今回リニューアルしたとかで以前来た時よりは少し新しい空間を体験できました。
所蔵の美術品は、国宝3点、重要文化財66点重要美術品46点を含む約3500点にも及び保存状態が良好な作品が多いのが特色だそうです。
国宝の野々村仁清作の「色絵藤花文茶壺」なども素晴らしい作品でしたが、圧巻はやはりお目当ての光琳筆の「紅白梅図屏風」です。
琳派の代表作です。
何度か拝観しておりますが何度観ても心打たれます。
事前に背景等を予習してきたので作品の深さを感じてしばらく不動の姿勢で見入り閉館時間ぎりぎりまで居りました。
お土産にアジの干物などを買って6時過ぎには帰宅。
こんな充実のプチ旅行なら毎月でも良いかな~なんて思ったりしましたが・・・。