どうやら東京も梅雨が明けたようです。
毎朝の会社までのお散歩通勤では、会社に着くまでに汗かきの私は朝シャワーを浴びたのに持参のハンディタオルが汗でグニュグニュになります。
そんな日々の今月、思わぬ事件?が起きました。
敬愛するジャズ・オーディオ評論家の「寺島靖国」先生のお声掛で我が家のオーディオルームを月刊誌の「ジャズ・ジャパン」が取材することになりました。
その月刊誌の寺島靖国の「MY ROOM MY AUDIO」の連載46番目の記事での取材です。
もともと学生時代のジャズ喫茶体験から、いつかは「今に見ておれ、僕だって」のスピリットを持ち続けて、当時のジャズ喫茶の音を自室で再現すべく当時のオーディオ装置を探しまくりようやく自分好みのジャズの音にやっとたどり着いた次第です。
そのオーディオ装置は、人に見せたり紹介したりするものでないので、最初は戸惑いましたが、なにせ敬愛する「寺島靖国」先生のリクエストを断れるわけがありません。
内心オーディオの音のプロの評論家でもある先生に自分好みに若干アレンジした音がどのように評価されるか少し怖いものはありましたが、どのような結果になっても“でもいいんだもん僕が気に入っているのだから”と開き直れば済む話ですからね。
取材当日は、最初先生から私がお気に入りのレコードから聞かせてください、とのお言葉からスタート。
レコードから音が出るなり先生は、オーディオ評論家の顔になり目をつぶってじっと曲を聴き入っていました。
曲が終わるなり一声、音がバラバラですね。と“のたわり”ました。
え~それかよ・・・
しかし、取材の最後にこの“バラバラ音”は、私が聴く50~60年代のモダンジャズのアナログ盤を聴く為に特化したオーディオ装置からであり、黄金時代のハードバップを聴くのには最適なサウンドを奏でていて、昔のジャズ喫茶の音を再現出来ていて良い音ですね。
と言われ、場数を踏んで耳が肥えている編集者も同意見でした。
ジャズを聴きだして45年、好きなジャズを思い切って聴きたいとの夢を実現した現在、まさか敬愛する寺島先生を自宅にお招きして一緒にジャズを聴くなんて思いもよらない事で、一生の想い出になりました。
好きなようにさせてくれているカミさんに“感謝”です。