緊急事態宣言も東京アラートも解除され、いよいよ経済活動が本格化されだしました。
一方この間、世界での新型コロナウイルスの感染者数は、26日現在950万人超えで、今後一週間以内に1000万人に達すると予想されています。
また死者数は、世界196か国・地域で48.3万人を上回っており、すでに感染が終息されたかと思われた国でも第2波の影響が伝えられています。
私の地元浅草も以前より少しではありますが、国内からの観光客が徐々に増えて来てるように思われます。
身の回りでは、かなりテレワークの経験者が増えきて、半数以上の方達がコロナ後も継続して利用したいと考えているようです。
新型コロナウイルスの影響による3~5月の3ヵ月間は、我々が今までに経験したことがなかった事態であり、その間に受けた生活意識の変化は、これからの社会にどの様な変化をもたらし新型コロナウイルスを切っ掛けにやって来る「新しい日常」がどんな形で定着するか想像がつきません。
都道府県を跨ぐ移動の自粛が解除され全国の行楽地に賑わいが戻ると予想されていますが、解除は少し早かったのではと思っています。
しかし全国の経済活動を考えるに、新型コロナウイルス対策をしっかり講じた上で観光地などへ行くことも大事かとも思います。
我々が、何よりもこの3ヵ月の間、極力家に籠り続けたストレスは、メンタルヘルスの危機を伴いました。
そうした折、新型コロナウイルスの影響で延び延びになっていた、ミルフォード会(ミル会)の三家族で宮城県の「作並温泉」に一泊二日のプチ旅行に行ってきました。
宿泊予定の宿がこの間、自粛の為休館しておりましたが再開の連絡を受け“いざ出陣”となりました。
このミル会とは10年前にニュージーランドの世界遺産“ミルフォードトラック”をトレッキングした際に現地で知り合った日本人家族の集まりで、帰国後に食事会をしたりプチ旅行をしたりしている気楽なお仲間の会です。
勿論年齢も職業も違いますが、好き勝手に雑談などを気兼ねなく平気で言い合える楽しいお仲間は、私にとっては貴重な存在です。
メンバーが厳選した宿で温泉に浸かったり、その地方の美味しい料理やお酒を楽しみながらワイワイしております。
今回行きに寄った、伊達政宗公の命により造営された「大崎八幡宮」は、社殿全体が国宝に指定されており、社殿内外に極採色に彩られた彫刻は大変見事な物でした。
また帰りに寄った「願成寺」の“白水阿弥陀堂”も方三間単層宝形造りの杮葺でやはり国宝に指定されており大変趣があるお堂でした。
プチ旅行は、往復約900キロの道のりでしたが、思いのほか道は空いており観光地がコロナ以前の賑わいに戻るには、まだかなり時間を要すると思いました。
国内にもまだまだ知られざる素晴らしい観光地があり、外国人観光客に頼ることなく、その土地その土地の良さを工夫して国内の観光客を引き寄せる対策を講じて何とか後世に残してほしいものです。