毎朝の観音様境内のお散歩通勤では四月も中を過ぎ桜からつつじなどの季節の花々の交代が進んでいるのを感じます。
世界の新型コロナウイルスの感染者数も一億三千万人を超え死者数も三百万人に近かずいています。
日本でも新型コロナウイルスの変異株の感染拡大の懸念から不要不急の移動自粛要請が叫ばれていますが、マスコミによれば繁華街での特に20~30代の若者の自粛が緩んでいるようでそれに伴いその年代の感染者数の増加がみられます。
関西地区での医療崩壊も叫ばれ、政府により「まん延防止等重点措置」の適用対象を10都道府県に拡大したようです。
私は、中学二年時に東京五輪を経験した身で、人生で二度の東京での五輪経験は願ってもないことと喜んでいましたが、このコロナ禍であと百日を過ぎた現状での開催は個人的には残念ながら難しいのではと思っております。
東京五輪を巡っては、開幕まで百日を切り、国内外から大会に対する懸念の声が次々と上がる事態に発展しています。
そんな折英医学誌BMJは、今夏の東京五輪・パラリンピックについて、「今夏に開催する計画は緊急に再考されなければならない」と訴える論文を掲載しました。
論文は、「他のアジア太平洋の国々と異なり、日本政府は新型コロナウイルスの感染を封じ込めていない」と指摘し、その上で「限定的な検査能力とワクチンの展開の遅れは、政治的指導能力の欠如に起因している」と批判し五輪の開催を疑問視しています。
加えて、「国内観客数の上限はまだ決まっていないが、逼迫する医療体制と非効率な検査・追跡・隔離の仕組みは、大会を安全に開催し、大量動員によって起きる感染拡大を封じ込める日本の能力を大きく損なうだろう」との懸念を示しています。
国産の対コロナワクチンの開発の遅れが欧米に比べ遅れた事もこれらの大会に対する懸念を抱かせている一因にもなっています。
一説によれば、アメリカが対コロナワクチンの開発援助に一兆円をかけた際に日本では百億円での予算援助だったそうです。
その代わり目先のGOTOキャンペーンに二兆七千億円もかけたように、全くコロナに対しての政治的指導能力の欠如と海外から指摘されても仕方ないのではと思われます。
今後の日本は、現状での老政治家主導の体制の変革の無いままで本当に大丈夫のかと思わざろう得ず、特段若手政治家の台頭もなく残念ながら多くの希望を持てません。
これからどうする日本!