No.427 大地の芸術祭2022に行ってきました!

 

毎朝の通勤散歩の観音様境内も少しずつ秋めいてきました。

 

見上げる空の雲も秋の季節の“うろこ雲”が見受けられます。

 

そんな季節に11月13日まで新潟県の十日町周辺で開催されている「越後妻有 大地の芸術祭2022」に行ってきました。

 

今年で8回目を迎える世界最大級のアートの祭典で全145日間という初のロングラン開催だそうで300点以上の作品が6エリアに点在しています。

 

2泊3日のアートの旅でしたが、越後妻有の里山全体が美術館となっており車かエリア別のバスツアーを利用するしかアート巡りは、できません。

 

芸術祭を巡る上で欠かせない「作品鑑賞パスポート」を購入して車にて各エリアを回ってきました。

 

新型コロナウイルスの感染予防の為、案内所や各作品受付で検温やマスク着用、体温確認が済むと「リストバンド」を配布していてこれがあると各施設での検温が不要になりました。

 

作品巡りでは、特に興味がある作品を中心に鑑賞してきました。

 

松代エリアでは、まつだい「農舞台」フィールドミュージアムの「松代城」の新作「憧れの展望」や「脱皮する時」が印象に残りました。

 

松代城山頂にそびえ立ち松代一帯を見渡せる「松代城」までは少し息を切らしながら登りました。

 

またTVのニュースでも紹介されていた、乗らなくなってしまつた主人のいない自転車に、新しい命を吹き込みたいとの思いから製作された「廻転する不在」は作品の自転車に乗ることもできました。

 

川西エリアでは、作品兼ゲストハウスにもなっている「光の館」が印象に残りました。

 

部屋の天井がスライドして空を眺められ移り行く雲を鑑賞できその変化に時間を忘れ楽しめました。

 

松之山エリアでは、樹齢約100年を超えるブナの木々が美しく立ち並ぶ「美人林」は、神秘的な森の空気を味わうことが出来ました。

 

また里山の自然をテーマにした「十日町市立里山科学館」は、越後松之山「森の学校」キョロロがあり高さ30mの展望台までの166段の階段を昇ればフィールドミュージアムを一望することが出来ました。

 

宿泊した松之山温泉は、日本三大薬湯の一つとして知られ薬効を求めて毎年多くの人が訪れる人気の保養地で宿の「白川屋」の料理は、味の宿らしく大変美味しかったです。

 

帰途の途中寄った日本三大峡谷で越後妻有を代表する名所の一つの「清津狭渓谷トンネル」は人気の施設でシーズン中は駐車場が一杯になるほどの人気スポットです。

 

全長750mのトンネル通路をぬけるとパノラマステーション「ライトケープ(光の洞窟)」があり清津狭の景観を反転して映す「水盤鏡」が幻想的な眺めを作り出し風景と一体化した空間を体験でき写真撮りの為の順番待ちが続いていました。

 

旅とアートの祭りの「大地の芸術祭」初めての訪問でしたが、まさにプライスレスの思い出作りの旅になりました。

 

会場を回るのに完全予約制のバスツアーを申し込むかレンタカーなどの車を使うしかなく事前の準備が必要なアートの旅です。