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先日朝日新聞の記事で、新宿の三井ビルの55広場で伝説の大道芸人「ギリヤーク 尼ヶ崎」さんの青空舞踊公演が行われることを知り早速出かけてきました。
彼は御年83歳、生涯を大道芸人で貫いている方です。
昭和43年から全国各地の街頭で舞踊活動を続けている方です。
昭和50年より渡仏・渡米を行い、55年には自叙伝「鬼の踊りー大道芸人の記録」を出版したりもしています。
その他ヨーロッパ・アジアなどの海外公演も多くこなしました。
特に平成7年には、阪神大震災を追悼して「念仏じょんがら」を平成14年9月11日には、NYのグランド・ゼロにおいて「鎮魂の舞」をまた平成23年には東日本大震災の犠牲者を追悼し気仙沼で「祈りの踊り」を公演されました。
幾多の体調不良を乗り越え今日に至っております。
私はずいぶん前に新橋の広場で初めて彼の公演を見たのですが、集まっている人だかりの面前で化粧をし、赤い衣に着替え、精神統一し気合を入れて代表作「じょんがら一代」を踊ったのが衝撃的でした。
あれからしばらくは、彼の存在は記憶の彼方でしたが、今回の舞も彼の苦難の日々が反映された立派な舞でした。
わずか十数分の舞にもかかわらず、十分大勢の観客の心をとらえる立派な舞でした、舞の最中でも白い紙に包まれた投げ銭が宙に舞います。
新宿では体調不良から以前の様に体が動かないのか、最後まで舞えるのかこちらが心配になるくらいでしたが、最後まで無事演じ切りました。
とても世襲出来るような芸ではないと感じながらも、彼と共にこの舞が閉じられるのはとても残念ですが、「芸は一代」これがギリヤークさんなのですね。
あと三年で青空舞踊50周年です。ぜひ元気に演じ続けてください。
皆様ももし機会があればぜひこの大道芸人の舞をご覧ください。
心に感じる「何か」が必ず残りますよ。
10月に入りすっかり秋めいてきました。
NHKのニュースで、“日光の戦場ヶ原周辺の「草紅葉」がとても見頃です。”との映像が流れたので、行って見るかとなりました。
いつものごとく早出したにもかかわらず、駐車場は長蛇の列。
急遽予定変更。
数年ぶりに「涸沼・山王峠」を目的地に。
往復7km約3時間のハイキングです。
しかしいきなり登り道に遭遇、息を切らして何とか山あり谷ありの山道を走破。
涸沼で持参のラーメンと美味しい空気と紅葉を堪能いたしました。
しかしジムで鍛えているはずですが、のぼりの山道での我が息づかい、もっと鍛えなければいつか再訪予定のNZのミルフォードは夢のまた夢に・・・
そんな折に墨田区役所内の「すみだリバーサイドホール2階のイベントホール」にて、「がんの最新医療と看護の現場」の講演会に行ってきました。
中高の同窓である後輩からのお誘いで、「スーパードクターに聞く 最先端がん治療」の講演でした。
講師は、東京女子医科大学大学病院脳神経外科 講師・医学博士の
林 基弘 先生です。
この方も同じく同窓の方でしたが、私の方がず~と先輩です。
林 先生は、脳外科医で脳腫瘍を切らずに治す“ガンマナイフ”の革命児と言われる方です。
私もこのガンマナイフとは何?との認識しか持ち合わせていませんでしたが、脳腫瘍などに対して、ピンポイントで放射線を当てる治療法で周囲の正常な細胞に対するダメージを減らすことが出来るそうです。
患者の体への負担は、頭に枠を装着して寝ているだけなので、極めて軽く日帰りも可能だそうです。
しかしこの先端医療もわが国では残念ながら認知度決して高いとは言えないのが現状のようです。
このようにがん撲滅に向けた先端医療の発展を知る大変貴重な講演でした。
林 先生、これからも「治療ありきの人生」ではなく「人生ありきの治療」を目指して頑張ってください。
私も応援団の一員になりました。