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すっかり秋めいてまいりましたが、皆様いかにお過ごしですか。
昨晩は、中秋の名月で東の夜空にぽっかりとお月様が浮いているようでとてもロマンティックでした。
又今晩は、今年最大の満月で「スーパームーン」だそうです。
その名も麗しい「十六夜の月」です。
本当に久しぶりに夜空のお月様に思わず手を合わせました。
お盆休みは、久しぶりに特段何処にも行かず、家族でお墓まいりに出かけたり、溜まりにたまった事務所のわがデスク周りの掃除をしたりの日々でした。
弊社の新製品「窓際緑化セット」を事務所内に設置する為に、ついに我がデスク周りの掃除に踏み切った次第です。(まだ半分ぐらいですが)
今週中には、ブラインドの代わりに窓際を植栽で飾れると思います。
我が家のお墓は、墨田区の向島に有りますがお墓参りには必ず地元浅草の「待乳山聖天」様に寄ります。
その聖天様で丁度ボストン美術館所蔵の浮世絵を中心にした「待乳山の浮世絵展」が展示されていました。
待乳山とその周辺地域は、かって、水運の要所として栄え、また風光明媚な名所として有名で江戸時代に入ると多くの絵師によりその風景が描かれ、それらの浮世絵展でした。
普段目にできない浮世絵も何点か有りました。
また六本木の東京ミッドタウン内のフジフイルム スクエアで開催中の「昭和のこどもーどんな時にも笑顔があった!」の写真展も懐かしい企画写真展でした。
パンフレットによると今年は、戦後70年であり昭和90年にあたるそうです。
また戦争、敗戦から復興、高度成長と「昭和」は、まさに激動の時代でこどもたちを取り巻く生活環境も劇的な変化を遂げました。と有ります。
木村伊兵衛・土門拳などの日本を代表する写真家19名が昭和11年から51年に撮影した作品の展示会です
決して豊かでなかったけれど、たくましく生きるこどもたちの笑顔は、力と希望を与えてくれ大変懐かしさが有る写真展でした。
今月30日まで開催されております。興味が有る方はぜひ。
前回も書きましたが、夏季休暇にスイスにハイキングを楽しんできたのですが、チューリヒ2泊・フランクフルト2泊もスイス往復の際に宿泊いたしました。
今回は、ハイキングがメインでしたがいつものように美術館にも足を運びました。
チューリヒ美術館は、近代絵画のコレクションが充実していました。
特にジャコメッティやホドラーや印象派の作品等は必見です。
又フランクフルトでは、マイン川岸のプロムナードが博物館通りと呼ばれ、シュテーデル美術館・ドイツ映画博物館・ドイツ建築博物館などが有り美術館好きにはもってこいのエリアでした。
見学したどの美術館も驚くことに、全ての絵画はワイヤーとハンギング金具で展示されていました。
御承知の方もいらっしゃるかも知れませんが、今から30年以上前にまだ絵画の展示がくぎやチエーン等で行われていた時代に、紹介を受けて竹橋の近代美術館に展示法としてワイヤーとハンギング金具を紹介しに行きました。
当時の学芸員の方々に“どこのだれが発明したかしらないが、こんなもので世界に一つしかないモネやゴッホの貴重な美術品を吊れると本気で思っているの”とけんもほろろに追い返された経験が有ります。
こんちきしょう。いつかモネやゴッホの絵画をこの金具で吊って見せる。との執念が私の原点です。
しかし時代も変わり30年以上経つとはるか遠方の地の美術館でも、当たり前のようにモネやゴッホやピカソの絵画をワイヤーとハンギング金具で吊っておりました。
時間はかかっても関係各方面の方々のお力を借りれば不可能なことはないのだと言うことを実感いたしました。
ビジネス的には残念なことに弊社の金具では有りませんでしたが、何か世の中にまだないモノを一つ提案でき、またそのモノが普通に便利に使用されるようになれば大いなる喜びです。
これからもこの経験を活かし諦めることなく世の中に何か残せたら幸せだと思います。
自分しかできない仕事がもう一つはありそうに思う今日この頃です。