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私は、ずいぶん前から【スギの花粉症】に悩まされており、この季節は特につらい日々を過ごしております。
目はかゆくて鼻水が絶えずマスクは手放せません。
ピークは、過ぎてきたようですが、まだまだ油断はできません。
やさしいティシューで救われてはおりますが。
そんな折、この時期各種のイベントがあり、楽しませてもらっております。
今月中旬には、かみさんが教えているファッションスクール「エスモード ジャポン 卒業コレクション2017」のファッションショーが恵比須ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールで開催されました。
この卒コレは、エスモードでの3年間の集大成で、高い技術とデザイン力を披露する場です。
若い学生さんたちの新鮮な感覚のファションセンスは、私には未知の領域を思わせるものが多くありましたが、見ていて楽しい時間を過ごさせてもらいました。
卒業後の活躍を期待させ又モデルさん達も素敵でした。
また表参道ヒルズのスペースオーで開催された、「エルメスの手仕事展」“メゾンへようこそ”は、パリ エルメスのアトリエの中で働く職人さん達が来日しエルメスの「ものづくり」を実際に会場で再現して見せてくれました。
友人がエルメスにいるのですが、今回は来日しなかったようです。
歴史に裏づけられた熟練の手による「仕上げ」はまさに職人芸で素晴らしいものばかりでその長年の鍛錬と努力は大変参考になりました。
また家具好きの私として外せない展示会として東京国立近代美術館ギャラリー4で開催されている「ワシリーチエアの生みの親 マルセル・ブロイヤーの家具展」は、大変興味ある展示会でした。
主題のワシリーチエアは、彼が1925年23歳で考案したパイプとコードバンを使用したモダンデザインの代表的な椅子です。
建築家でもあるブロイヤーは、ドイツの造形学校バウハウスで学びデザインと機能を統合した作品をいくつも発表しています。
弊社の事務所でも彼のアームチエアやサイドチエアを以前は使用しておりました。
残念なことに座と背がくたびれて修理を重ねたのですが今はミースの椅子に取って代われてしまいました。
モダンデザインの可能性を示しているブロイヤーのデザイン、いいですね~。
花粉全盛の季節ですが桜の季節も近づいてきました。
まだ朝の浅草観音様の境内での様子では、つぼみですが。
先日「熱海・梅園」のニュースがTVから流れてきました。
そういえば14日までこの季節しか観ることができない尾形光琳筆の「紅白梅図屏風」(国宝)が熱海の「MOA美術館」で公開されているので、急いで行かねばとなり一路熱海へ。
東京から熱海までは、新幹線で約50分でたどり着けます。
JR東海が発売している新幹線の往復割引切符「新幹線お出かけきっぷ」は、5,450円で1,890円もお得と聞き早速購入。
熱海ぐらいなら新幹線を使用した方が車より早くて便利です。
昼過ぎに東京を出てあっという間に熱海着、駅前は混雑しておりましたが、昼食は少し離れた1952年創業のハンバーガーで有名な「ボンネット」へ、三島由紀夫や谷崎潤一郎・越路吹雪など文豪や文化人が足繁く通った喫茶店です。
小ぶりなオリジナルハンバーガーは、香り高いコーヒーにもよく合います。
ハンバーガーは小ぶりな為私は、追加でチキンバスケットを頼みました。
昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気で美味しい時間を過ごしました。
「ボンネット」から徒歩で“天然記念物・樹齢二千年超の神の御魂に降り願う木”「大楠」で有名な「来宮神社」へ参拝に行きました。
心静かに願い、祈りを捧げていよいよ今回の目的「MOA美術館」へ。
この美術館へは、何度も来ておりますが、今回リニューアルしたとかで以前来た時よりは少し新しい空間を体験できました。
所蔵の美術品は、国宝3点、重要文化財66点重要美術品46点を含む約3500点にも及び保存状態が良好な作品が多いのが特色だそうです。
国宝の野々村仁清作の「色絵藤花文茶壺」なども素晴らしい作品でしたが、圧巻はやはりお目当ての光琳筆の「紅白梅図屏風」です。
琳派の代表作です。
何度か拝観しておりますが何度観ても心打たれます。
事前に背景等を予習してきたので作品の深さを感じてしばらく不動の姿勢で見入り閉館時間ぎりぎりまで居りました。
お土産にアジの干物などを買って6時過ぎには帰宅。
こんな充実のプチ旅行なら毎月でも良いかな~なんて思ったりしましたが・・・。