Blog Back Number 【2018.12】 ブログ バックナンバー

President's Diary 社長日記

No.367 2018年を振り返って。

 

本日28日で今年の仕事も終了します。

世の中色々なことがあった一年でしたが、皆様にとってはどんな一年でしたでしょうか。

私の一年はおかげさまで健康にも恵まれ大病もせず過ごせました。

 

3月には念願のペテルスブルクの「エルミタージュ美術館」にも行けたし、8月にはオーストラリアの「ウルル(エアーズ・ロック)」にも登れましたし、我が家ではおなじみの箱根や上高地・日光などにも旅行が出来ました。

これらの旅も皆家族旅行なのでより思い出になりました。

 

又新たな趣味のグループにも参加でき楽しいお仲間も増えました。

絵画好きの私としては、国内で開催された多くの美術展にも足を運び楽しませてもらいました。

この一年健康で家族旅行もでき新しい友達も増え本当に感謝の一年でした。

 

仕事では一年通して波はありましたが、何とか取引先の皆様方や協力業者さん達に大きな迷惑を掛けずに年を越せそうです。

来年は、新製品をラインナップする予定ですので内心少し“ワクワク”しております。

来年も健康一番で公私ともに充実した一年になるように自然体で自分の身の丈に合ったシニアライフを送りたいと思います。

来年も皆様にとって実りある年になりますように、願っております。

 

 

No.366 「光の魔術師」ヨハネス・フェルメール展。

 

毎朝通る浅草仲見世通りは、もうすっかり正月の装いです。

丁度今浅草観音様境内では、羽子板市が開催されています。

昔に比べると随分規模も縮小され盛んだった頃を知る者としては寂しい想いもいたしますが、これも時代の流れとしてしかたない事かもしれませんね。

それに屋台も少なめな気がします。

 

 

話は変わって、現在「上野の森美術館」で来年2月3日まで開催されている、「フェルメール展」に行ってきました。

オランダ絵画時代の巨匠、ヨハネス・フェルメールは国内外で不動の人気を誇り、現存する作品はわずか35点とも言われており今回はそのうち9点までが展示される日本美術史上最大のフェルメール展だそうです。

 

美術展では適用の少ない「日時指定入場制」で待たずに入場でき、女優の「石原さとみ」さんの音声ガイド付きでしたが、その分他の展示会に比べ入場料は少々高めでした。

圧巻は、やはり欧米の主要美術館から特別に貸し出され日本初公開作を含む9点が一堂に会した「フェルメール・ルーム」でした。

この入場制のおかげで混雑はあまり気にならず、比較的ゆっくりと作品を鑑賞出来ました。

これは、2008年に「東京都美術館」で開かれた当時史上最多の7点の作品を集めた「フェルメール展」は、東京で最大の93万人の来場者を記録した時の混雑を教訓として今回採用された「日時指定入場制」がうまく機能した事のようでした。

 

私は今までにフェルメールの作品は、オランダの「マウリッツハイス美術館」や「ルーブル美術館」・「ウイーン美術史美術館」・「アムステルダム国立美術館」・「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」・「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」・「メトロポリタン美術館」それに「フリック・コレクション」で個別に鑑賞してきましたが、それらを一堂に会した展示会は初めてで楽しめました。

 

フェルメールは、1675年に43歳で亡くなると次第に忘れ去られましたが、19世紀になり再発見され、あらためて評価を受けるようになったようです。

現存する35点の作品の多くが人々の日常を題材とする風俗画を主に描き、その作品の素晴らしさと希少性の高さも相まって、世界的にも屈指の画家として人気を集めています。

次回この規模の「フェルメール展」が開催されるまで健康でいられるようにしなければ・・・。